衛生管理者 労働衛生(有害業務) — Questions and Answers
Question 1: 作業環境測定において、A測定とB測定の両方を実施する目的として最も適切なものはどれか。
- 作業環境全体の平均的な汚染状況と、特定の高濃度汚染箇所の両方を把握するため (Correct answer)
- 作業者の個人ばく露量を正確に測定するため
- 法令で定められた測定回数を満たすため
- 測定機器の精度を確認するため
Correct answer: 作業環境全体の平均的な汚染状況と、特定の高濃度汚染箇所の両方を把握するため
A測定は作業環境全体の平均的な汚染状況を把握し、B測定は発散源に近い場所など特に高濃度になりやすい箇所を把握するために行われます。両方を実施することで作業環境の総合的な評価が可能になります。
Question 2: 第一管理区分とはどのような状態を示すか。
- 作業環境管理が適切で、大部分の労働者の気中有害物質濃度が管理濃度を超えていない状態 (Correct answer)
- 作業環境管理が不十分で、直ちに改善が必要な状態
- 作業環境管理に問題があり、改善措置が必要な状態
- 作業環境の測定が未実施の状態
Correct answer: 作業環境管理が適切で、大部分の労働者の気中有害物質濃度が管理濃度を超えていない状態
第一管理区分は、単位作業場所の作業環境管理が適切であり、大部分(95%)の労働者の気中有害物質の濃度が管理濃度を超えていないと判断される状態です。
Question 3: 局所排気装置のフード形式のうち、発散源を完全に囲む形式はどれか。
- 囲い式フード (Correct answer)
- 外付け式フード
- レシーバー式フード
- プッシュプル型換気装置
Correct answer: 囲い式フード
囲い式フードは発散源を完全に囲む形式で、有害物質の漏洩を最も効果的に防止できます。密閉式、グローブボックス式、ドラフトチャンバー式などが含まれます。
Question 4: 有機溶剤作業主任者の職務として誤っているものはどれか。
- 有機溶剤作業者の健康診断を自ら実施すること (Correct answer)
- 作業方法を決定し、労働者を指揮すること
- 局所排気装置等の点検を行うこと
- 保護具の使用状況を監視すること
Correct answer: 有機溶剤作業者の健康診断を自ら実施すること
健康診断の実施は事業者(または産業医)の職務であり、作業主任者が自ら健康診断を実施する権限はありません。作業主任者の職務は、作業方法の決定・指揮、設備の点検、保護具の監視などです。
Question 5: 作業環境測定の結果、第三管理区分と判定された場合、事業者がとるべき措置として正しいものはどれか。
- 直ちに施設・設備の改善等を行い、作業環境を改善すること (Correct answer)
- 3ヶ月以内に作業環境の改善計画を作成すること
- 翌年の定期測定まで経過観察すること
- 労働者に保護具を着用させることで対応を完了すること
Correct answer: 直ちに施設・設備の改善等を行い、作業環境を改善すること
第三管理区分は直ちに改善が必要な状態です。事業者は施設・設備の改善等の措置を直ちに講じ、作業環境を第一管理区分または第二管理区分とするよう努めなければなりません。
Question 6: 換気の方法として、全体換気と局所排気装置を比較した場合の全体換気の特徴はどれか。
- 有害物質の発散量が少なく、毒性が低い場合に適している (Correct answer)
- 高濃度の有害物質を発散する作業に最も効果的である
- 有害物質を発散源で直接捕捉するため効率が高い
- 設置・維持コストが局所排気装置より常に高い
Correct answer: 有害物質の発散量が少なく、毒性が低い場合に適している
全体換気は作業場全体の空気を希釈・排出する方法であり、有害物質の発散量が少なく毒性が低い場合に適しています。高濃度・高毒性の有害物質には局所排気装置が必要です。
作業環境測定において、A測定とB測定の両方を実施する目的として最も適切なものはどれか。