衛生管理者 労働衛生(一般) — Questions and Answers
Question 1: 人力による重量物の取り扱いにおいて、男性労働者が常時取り扱う重量の目安として労働省(現厚生労働省)が示している基準はどれか。
- 体重の約40%以下 (Correct answer)
- 体重の約60%以下
- 体重の約20%以下
- 体重と同等まで
Correct answer: 体重の約40%以下
労働省(現厚生労働省)の指針では、男性労働者が常時取り扱う重量は体重の約40%以下とすることが示されています。女性は男性の60%(体重の約24%)を目安としています。
Question 2: VDT作業(情報機器作業)の連続作業時間の目安として適切なものはどれか。
- 1時間を超えないようにし、次の連続作業まで10〜15分の休止時間を設ける (Correct answer)
- 連続2時間以上作業してもよいが、30分休憩を取る
- 疲れを感じた時のみ休憩すればよい
- 4時間ごとに1時間の休憩を取る
Correct answer: 1時間を超えないようにし、次の連続作業まで10〜15分の休止時間を設ける
VDT作業ガイドラインでは、一連続作業時間は1時間を超えないことを目安とし、次の連続作業までの間に10〜15分の作業休止時間を設けることが推奨されています。
Question 3: 腰痛予防のための重量物取り扱い作業における正しい姿勢はどれか。
- 膝を曲げて腰を低くし、背筋を伸ばして荷物を体に近づけて持ち上げる (Correct answer)
- 腰を曲げて荷物を持ち上げる
- 腕だけで持ち上げる
- 体をねじりながら素早く持ち上げる
Correct answer: 膝を曲げて腰を低くし、背筋を伸ばして荷物を体に近づけて持ち上げる
重量物の正しい持ち上げ姿勢は、膝を曲げて腰を低くし(しゃがむように)、背筋を伸ばし、荷物を体に密着させて持ち上げることです。腰を曲げる「前傾姿勢」は腰椎への負荷が大きく危険です。
Question 4: 有機溶剤を使用する作業における作業管理として適切でないものはどれか。
- 密閉空間での有機溶剤作業を奨励し作業効率を上げる (Correct answer)
- 有機溶剤の使用量を必要最小限とする
- 有機溶剤を皮膚に触れないよう保護手袋を着用する
- 作業後は手洗いをしっかり行う
Correct answer: 密閉空間での有機溶剤作業を奨励し作業効率を上げる
密閉空間での有機溶剤作業は蒸気濃度が急激に上昇し、中毒や酸素欠乏の危険があるため、局所排気装置の設置や十分な換気が必要です。密閉空間での作業を奨励することは誤りです。
Question 5: 交替制(シフト制)勤務における健康管理上の問題点として正しいものはどれか。
- 概日リズム(サーカディアンリズム)の乱れによる睡眠障害・消化器障害のリスクがある (Correct answer)
- 夜勤は日勤より身体的負担が常に少ない
- 交替勤務は糖尿病や心血管疾患のリスクとは無関係である
- 交替制勤務への適応は全員が同様に行える
Correct answer: 概日リズム(サーカディアンリズム)の乱れによる睡眠障害・消化器障害のリスクがある
交替制勤務は人体の概日リズム(体内時計)を乱し、睡眠障害、消化器障害、糖尿病、心血管疾患のリスク上昇など多くの健康問題と関連しています。個人差も大きく、適応しにくい人もいます。
Question 6: 熱中症予防のための作業管理として適切なものはどれか。
- WBGT値が高い日は作業の中断・休憩の増加・水分補給を行う (Correct answer)
- 水分補給は喉が渇いてから行えば十分である
- 高温多湿環境の新規配属者も即座にフルタイム作業させる
- 防護服は熱中症リスクを下げるため常時着用を義務付ける
Correct answer: WBGT値が高い日は作業の中断・休憩の増加・水分補給を行う
WBGT値が基準値を超える場合は作業の中断・休憩増加・水分塩分補給が重要です。新規配属者・暑さ未順化者は段階的に暑熱順化させる必要があります。防護服は熱放散を妨げることがあります。
人力による重量物の取り扱いにおいて、男性労働者が常時取り扱う重量の目安として労働省(現厚生労働省)が示している基準はどれか。