衛生管理者 作業管理 3 — Questions and Answers
Question 1: 保護手袋の透過(パーミエーション)とは何か。
- 化学物質が手袋素材を分子レベルで通過する現象 (Correct answer)
- 手袋が破れて化学物質が直接触れる現象
- 手袋の表面に化学物質が付着する現象
- 手袋を素手ではめる際の皮膚刺激
Correct answer: 化学物質が手袋素材を分子レベルで通過する現象
透過(パーミエーション)は化学物質分子が手袋素材を分子レベルで通過する現象で、手袋の外観に変化がなくても起こります。透過速度と破過時間が手袋性能の重要な指標です。
Question 2: 呼吸用保護具の防護係数(PF)とは何を示す値か。
- マスク外の有害物質濃度をマスク内の有害物質濃度で割った値 (Correct answer)
- マスクの重量に対する保護効果
- マスクの着用時間と保護効果の関係
- マスクのフィルター交換目安時間
Correct answer: マスク外の有害物質濃度をマスク内の有害物質濃度で割った値
防護係数(Protection Factor)はマスク外部の有害物質濃度をマスク内部の濃度で割った値で、保護具の保護性能を示します。PFが大きいほど保護効果が高く、指定防護係数以上の性能が必要です。
Question 3: 特別教育が必要な業務として誤っているものはどれか。
- 事務作業(デスクワーク) (Correct answer)
- 研削といし取替え等の業務
- 低圧電気取扱業務
- チェーンソーを用いた造材の業務
Correct answer: 事務作業(デスクワーク)
特別教育は特に危険・有害な業務に就かせる前に実施が義務付けられています。研削といし取替え、低圧電気取扱、チェーンソー使用などが対象です。一般的な事務作業は対象外です。
Question 4: 粉じん作業における防じんマスクの正しい使用方法として適切なものはどれか。
- 取替え式防じんマスクのフィルタは、破損・著しい変形・呼吸抵抗の増大時に交換する (Correct answer)
- 防じんマスクは一度使用したら毎回廃棄する
- 防じんマスクで有機溶剤蒸気も除去できる
- マスクは顔に密着していなくても効果は変わらない
Correct answer: 取替え式防じんマスクのフィルタは、破損・著しい変形・呼吸抵抗の増大時に交換する
取替え式防じんマスクのフィルタは、破損・著しい変形・目詰まりによる著しい呼吸抵抗の増大が生じた場合に交換します。フィルタが汚れても呼吸抵抗が許容範囲内なら交換不要な場合があります。顔への密着(フィットチェック)は非常に重要です。
Question 5: 作業時間の延長(時間外・休日労働)に関する産業保健的視点からの問題点として正しいものはどれか。
- 長時間労働は脳・心臓疾患(過労死)や精神疾患のリスクを高める (Correct answer)
- 月60時間以内の残業は健康への影響がない
- 時間外労働は疲労が蓄積しても生産性は向上し続ける
- 長時間労働の健康影響は個人差がなく全員に同様に現れる
Correct answer: 長時間労働は脳・心臓疾患(過労死)や精神疾患のリスクを高める
長時間労働は過労死(脳・心臓疾患)や精神疾患(うつ病等)のリスクを高めます。月80〜100時間を超える時間外労働は過重労働として特に健康リスクが高く、産業医の面接指導が必要とされます。
Question 6: 化学物質の皮膚吸収を防ぐ作業管理の方法として正しいものはどれか。
- 皮膚への汚染を即座に除去し、適切な保護具で皮膚を覆う (Correct answer)
- 皮膚への汚染は水で洗えば全ての化学物質が安全に除去できる
- 化学物質が皮膚に触れても短時間なら問題ない
- 保護クリームのみで全ての皮膚吸収を防止できる
Correct answer: 皮膚への汚染を即座に除去し、適切な保護具で皮膚を覆う
皮膚吸収対策には皮膚汚染の即時除去(洗浄)と適切な保護具(手袋・防護服など)による皮膚被覆が重要です。一部の化学物質は水洗いだけでは除去が困難なため、化学物質の種類に応じた除去方法が必要です。
保護手袋の透過(パーミエーション)とは何か。