簿記2級 仕訳と勘定科目 3 — Questions and Answers
Question 1: 外貨建売掛金(取引時レート:1ドル=100円、期末レート:1ドル=105円、100ドル)の期末評価仕訳はどれか。
- (借)売掛金500(貸)為替差益500 (Correct answer)
- (借)為替差損500(貸)売掛金500
- (借)売掛金10,000(貸)為替差益10,000
- 期末評価は不要
Correct answer: (借)売掛金500(貸)為替差益500
外貨建売掛金は期末CR(105円)で換算。換算額=100ドル×105=10,500円。帳簿価額10,000円との差額500円が為替差益。(借)売掛金500/(貸)為替差益500。円安局面での外貨建債権は為替差益が発生。
Question 2: 資本金の増資(株式の発行)を行い、払込金額¥2,000,000(額面¥1,000,000)を受け取った場合の仕訳はどれか(会社法原則)。
- (借)当座預金2,000,000(貸)資本金1,000,000・資本準備金1,000,000 (Correct answer)
- (借)当座預金2,000,000(貸)資本金2,000,000
- (借)当座預金1,000,000(貸)資本金1,000,000
- (借)資本金2,000,000(貸)当座預金2,000,000
Correct answer: (借)当座預金2,000,000(貸)資本金1,000,000・資本準備金1,000,000
会社法では払込金額の2分の1以上を資本金とし、残りを資本準備金に計上することができる(任意)。問題では2分の1ずつの分割を想定。払込金額全額を資本金にすることも可能(その場合は資本金2,000,000)。
Question 3: 満期保有目的債券を取得原価より低い価格で購入した場合の償却原価法の処理として正しいものはどれか。
- (借)満期保有目的債券(貸)有価証券利息として毎期帳簿価額を額面に向けて増加させる (Correct answer)
- 毎期評価損を計上して時価に切り下げる
- 取得価格のままで変動させない
- 割引額を取得時に一括費用計上する
Correct answer: (借)満期保有目的債券(貸)有価証券利息として毎期帳簿価額を額面に向けて増加させる
満期保有目的債券を割引取得した場合(アンダーパー)、償却原価法で帳簿価額を取得価格から額面価格に向けて毎期増額させ、その増額分を有価証券利息に計上する。金利的性格の損益として処理。
Question 4: 企業が従業員の給与から源泉所得税を差し引いて支払った場合の仕訳として正しいものはどれか。
- (借)給与手当 ××(貸)預り金 ×× ・現金等 ×× (Correct answer)
- (借)給与手当 ××(貸)現金等 ××(総額)
- (借)現金等 ××(貸)給与手当 ××
- (借)預り金 ××(貸)給与手当 ××
Correct answer: (借)給与手当 ××(貸)預り金 ×× ・現金等 ××
給与支払いは総額で費用計上し、源泉所得税・社会保険料の従業員負担分を預り金(負債)として差し引いた手取額を現金等で支払う。(借)給与手当(総額)/(貸)預り金(源泉税等)・現金等(手取額)。
Question 5: 長期前払費用と前払費用の分類基準として正しいものはどれか。
- 決算日の翌日から1年以内に費用化されるのが前払費用(流動)、1年超が長期前払費用(固定) (Correct answer)
- 金額が大きければ長期前払費用
- 固定資産に関係する場合のみ長期前払費用
- 償却期間が決算日前なら長期前払費用
Correct answer: 決算日の翌日から1年以内に費用化されるのが前払費用(流動)、1年超が長期前払費用(固定)
ワンイヤールールに基づき、決算日翌日から1年以内に費用化(効果が及ぶ期間終了)する前払費用は流動資産。1年を超えて費用化される分は長期前払費用として固定資産(投資その他の資産)に計上する。
Question 6: 会計上の見積り変更(耐用年数の変更)の会計処理として正しいものはどれか。
- 変更後は変更時点の帳簿価額を残存耐用年数で償却し過去の修正は行わない(プロスペクティブ法) (Correct answer)
- 過去に遡及して全て修正し比較財務諸表を修正する(レトロスペクティブ法)
- 変更の影響額を特別損失に一括計上する
- 耐用年数の変更は会計上認められない
Correct answer: 変更後は変更時点の帳簿価額を残存耐用年数で償却し過去の修正は行わない(プロスペクティブ法)
会計上の見積りの変更(耐用年数・回収可能性など)は将来に向けて処理する(プロスペクティブ法)。変更時点の帳簿価額を新しい残存耐用年数で償却し直す。会計方針の変更(遡及修正が原則)とは区別する。
外貨建売掛金(取引時レート:1ドル=100円、期末レート:1ドル=105円、100ドル)の期末評価仕訳はどれか。